ひかり電話の基礎知識

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ひかり電話とは?

昔はISDNやアナログ回線が主流だった固定電話ですが、光技術が発達してきた今では、固定回線にひかり電話を導入するところも多くなってきました。
ひかり電話とは、複数種類がある電話回線の中でもインターネット回線を使用しています。
契約した人のみが使用できる回線で、NTT東日本/西日本から提供されています。
ひかり電話にすることによって電話線から光回線に変える必要がありますが、従来の電話回線の使用よりも基本料や通話料を削減することができます。

固定電話をひかり電話にすると料金は安くなるの?

従来の固定電話より料金が安くなるといっても、どのくらい安くなるかをイメージできる人は少ないでしょう。
そんな人のために、下記に回線使用料の一例を用意してみました。
ここで、光回線と固定回線で料金がどのくらい変わるか見ていきましょう。

いかがでしょうか?月々の回線使用料だけでも約3分の1から4分の1程度に抑えることができるのです!個別の通話料については後ほど詳しく紹介しますので、合わせて見ていきましょう。

現在の光電話の利用状況

現在は光回線によるインターネット普及が進み、光回線の加入率は2015年度が約2,532万件だったところ2016年末時点で約2,661万件に増加しています。
これは、全体の固定回線加入率が約3,680万件のため、固定回線を利用している人の半数以上が光回線を利用していることになります。また、それと連動して電話回線もひかり電話に変える人が増えているほど普及しています。

それでは、次の項目で光回線のメリット・デメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

ひかり電話のメリットとデメリット

ひかり電話の家庭用のプランには「ひかり電話」と「ひかり電話A」のプランがあります。各プランが具体的にどういった内容かは下記で説明していくので、メリット・デメリットと一緒にチェックしておきましょう。

ひかり電話のメリット
基本料金、通話料金が安くなる

ひかり電話は、個人向けのプランであれば加入電話よりも安くなります。
回線使用料が500円のプランは、ひかり電話の中でもシンプルなプランになっていて、従来の回線料金よりも月々の費用を抑えることができます。
また、国際電話を多くする場合でも、料金が安くなるので、ひかり電話がおすすめです。

利用方法にあったプランを選べる

基本プランは月額料金が500円で通話料が8円/3分になりますが、これに加えて、「ひかり電話A」では多数のオプションがついています。このプランでは月額が1,500円になりますが、3時間相当分の通話料が含められていて、使わなかった分は翌月へ繰り越すことができます。
「ひかり電話A」プランでは、6つのオプション込み1,500円で、下記のようなサービスから選べます。

ひかり電話Aについてくるオプション

ナンバーディスプレイ
かけてきた相手の番号が表示されるため、どこから電話がかかっているか番号で判断できます。

ナンバーリクエスト
非通知の電話をシャットアウトしてくれます。

迷惑電話お断りサービス
迷惑電話をシャットアウトしてくれます

着信お知らせメール
不在中に電話がかかってきても、メールで通知してくれます

ボイスワープ
固定電話にかかってきた電話を、携帯電話で受けることができます

こうした複数のオプションに加入したい場合は、「ひかり電話A」のプランを検討してみましょう。

また、ひかり電話の通常プランでもオプションに加入することはできます。
「ナンバーディスプレイ機能だけほしい」「迷惑電話お断りサービスだけつけたい」といった細やかなニーズにも対応することができるため、用途に応じて使い分けできるでしょう。
利用したいオプションが1~2つだけという場合は、基本プラン+オプションの方が費用を安く抑えることができる場合もあります。
また、オプションは1つあたり100~500円ほどになりますので、オプションの合計額が1,000円を超えてしまう場合は、「ひかり電話A」のプランがお得になるわけです。

支払いをまとめることができる

アナログ回線だと利用する回線やプロバイダによって月々の請求書が別にきますが、ひかり電話に変えることで電話料金とインターネットの料金をまとめることができます。そのため、使用料を別々に支払う手間を省けます。

通信速度と通話品質が安定している

光回線は大容量のデータを高速で移動することができるため、通話品質も向上させてくれます。
ひかり電話もIP電話の一種ですが、ADSLのIP電話の際などに生じていたノイズや通話途切れも減っていて、固定回線とほとんど変わりません。

ひかり電話のデメリット
通話できない特殊な番号がある

ひかり電話は利便性が高く、アナログ回線より費用を下げることができますが、アナログ回線にはないデメリットも存在しています。
それは、「停電したら利用できなくなってしまう」ということです。
アナログ回線は、NTTの基地局が止まってしまわない限りは電話することができます。
ですが、光回線は一般電話機がひかり電話を行うための機器の電源が入っていなければ使えません。
そのため、停電が起きてしまうと通話ができなくなってしまうのです。

通話できない特殊な番号がある

0120から始まるフリーダイヤルや警察、消防、海上保安は、繋ぐことができます。
しかし、136から始まるナンバーアナウンスは使用できません。
普段からこうした特殊番号を利用する機会がある人は、変更前に自分がよく使っている番号が利用可能かどうか確認しておきましょう。

メリットとデメリットをまとめると、やはり一番のメリットとしては、料金が安いことが挙げられます。
光回線の一番のデメリットは停電の時に使えないところですが、停電時に緊急度の高い連絡をするシーンは早々あることではありません。日常使いにおいて、不便なく使用できるところからみると大きな問題はないでしょう。

電話回線の種類で違う毎月の料金

電話回線の種類は大きく分けて3つ

一般的に使用されている電話回線は、ひとつではなく大きく分けて3つに分類されます。ここで、主な電話回線の種類と特徴を紹介します。

1.光回線(光ファイバー)

インターネットの発展に伴い、最近主流となってきているのが光回線(光ファイバー)です。 光信号で通信を行っているため、高速で通信することができます。他回線と比べて通話料金や使用料が安いのに、品質はほとんど変わらないところが魅力です。 この規格が登場した当初は高価でしたが、最近では光回線を引くまでの環境整備も整えられ、以前に比べて安価で導入できるようになっています。 また、他の回線にはない、「1回線で電話とネットの両方が使える」という特徴があります。

2.ISDN回線(デジタル回線)

銅線を利用して、通話の音声をデジタル信号に変換し、相手側に伝えるのがISDN(デジタル)回線です。音声をデジタル化することによって、アナログ回線の頃にあった「遠ければ遠くなるだけ音声の品質が悪くなる」という現象が起こりにくくなっています。
アナログ回線よりも基本料が安くなっていますが、通話料はアナログ回線と変わらないために光回線よりも割高です。

3.アナログ回線

電気や光信号に変換せず、通話の音声をそのまま銅線を経由して相手に伝えるのがアナログ回線です。
電話回線の種類の中でも最も古く、停電が起きても使えるため、回線としての信頼性は高いです。
光回線と比べて基本料も通話料も割高ですが、停電に強いといったメリットがあります。

各電話回線の料金料金についてーひかり電話が1番お得

上記の内容から、光回線を利用している「ひかり電話」の方が料金が安いと言えますが、実際どのくらい安くなるのかを見ていってみましょう。

デジタル回線やアナログ回線などのNTT加入電話の場合、月額基本料金は住宅用のアナログ回線・デジタル回線だと、1,450~1,950円になっています。
それに対して、ひかり電話はシンプルなプランなら月額基本料金500円。オプションが豊富なプランでも月額1,500円となっています。
基本料金だけでもひかり電話の方が安いですが、安さは月額基本料金だけではありません。
通話料もひかり電話の方が安くなっているのです。

基本的にアナログ回線やデジタル回線の加入電話というのは、距離が離れれば離れるほど時間あたりの料金が高くなってしまいます。
たとえば、市内間では8.5円/3分なのに、県外間では40円/3分と料金に大きな差が出ます。
しかし、光回線ではこうした距離に関する変動がなく、全国一律で8円/3分で通話をすることができます。

また、国際電話でも従来の固定回線より非常に安くなります。
例として挙げると、アメリカや中国の場合は下記のような差があります。

● アナログ、デジタル回線の場合:アメリカ本土 53円/60秒、中国140円/60秒
● ひかり電話の場合:アメリカ本土 9円/60秒、中国30円/秒

国際電話は高くつくイメージを持ちやすいですが、ひかり電話なら国際電話も低価格で実現することができます!
国内だけでも安く済ませることができますので、頻繁に電話を利用する方もしない方もおすすめです。

ひかり電話を導入する際に確認するポイント

ひかり電話を導入する前に4つのポイントを確認しよう

ひかり電話とは、導入の前に事前確認しておく4つのポイントがあります。
これを確認しておくことで、申込みもスムーズに済むのでしっかり確認しておきましょう。

1.住んでいるエリアの月額料金を確認

ひかり電話を導入するためには光回線に契約する必要がありますが、光回線は地域によって利用できるかどうかが変わってきます。
まずは、お住まいの地域が光回線に対応できるかということを事前に確認しておきましょう。

2.どんな料金プランがあるのか確認

光回線の料金プランは、下記の点でまず切り分けられます。

● NTT西日本かNTT東日本か
● 集合住宅か戸建てか

この切り分けの後、選択できるプランから選んでいくということになります。 料金プランでは主にどれだけ使っても定額料金の「定額プラン」と、利用分だけ支払う「従量課金制プラン」があります。定額制は普段からインターネットを利用する人におすすめで、従量課金制は時々インターネットを利用して、利用しない月もあるという人にピッタリです。

3.インターネットを利用するならプロバイダが必要

ひかり電話やインターネットを利用するためには、回線業者であるNTTの他にもインターネットサービスプロバイダと契約しなければいけません。
料金やオプション(セキュリティなど)もプロバイダによって様々ですので、いくつかのプロバイダを比較してみて、自身にあったプロバイダを探しましょう。

4.オプションサービスも把握しておこう

最近では、ご自宅でスマートフォンやタブレットを利用している人もいます。頻繁に使う人は、月々のデータ量上限を超えてしまう人も多いでしょう。
このような時に便利なのが、光回線のオプションなどについている室内Wi-Fiサービスです。
家にいる時はこのWi-Fiに接続してスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を利用することで、端末自体の使用データ容量を削減することができます。

また電子機器に明るくないという人は、ひかり電話がうまく動かないときや、ネットが繋がらなくなってしまった時のために、遠隔サポートサービスなどのオプションも利用を視野に入れるといいでしょう。

こうしたサービスは回線業者とプロバイダ側で色々用意されていますので、オプションサービスによってプロバイダを選ぶという手もありです。

ロバイダや回線業者とは長い付き合いとなることも多いです。契約する際は、利用シーンや料金シミュレーションをしてから決めましょう。

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